Saturday, August 01, 2009


CAMERA:OLYMPUS E-P1
LENSE:KONICA HEXANON AR 57mm/F1.2
ISO100 1/200 f1.2 絞り優先AE -0.7EV

かつてKONICAのARシステム群は高級一眼レフの代名詞としてアメリカ全土に名をとどろかせていた。報道用としてNIKONがまずファーストチョイスであり、次に地方の通信社などではKONICAがセカンドチョイスされていた。のちにAPやUPIなどの通信社もKONICAを採用するに至った。理由はまず質実剛健であるということ。次にめちゃくちゃ良く写るということ。そして何よりKODAK系のフィルムとの相性が抜群であるということである。

日本国内において、まずライカーコンタックス信仰があり、コンタックス信仰の変形としてのNIKON信仰(その信仰心深さはIKONの頭に否定を表す接頭辞であるNを冠すると言うところから逆説的にかつ強烈な意識として今もなお示され続けている。自らの名が「IKONではないもの」とは強烈な匿名性である)の壁があり、KONICAは廉価路線を選択したが輸出シーンにおいては他社が「安かろう悪かろう」のメイドインジャパン路線を選択したのに対して、フルラインナップの高級システム一眼レフとして殴り込みをかけた。ニコン以外でなおかつライカライクな写りをする一眼レフシステムカメラとしてKONICA一眼レフは円高不況によって販売戦略が破綻するまでアメリカのプロによって愛用され続けた。ちなみにAE-1ショックは切り抜けたのがKONICAである(AE-1が全米でシェアトップに立った際、NO.2はA-com1だった)

さてそのKONICA ARシステムの旗艦レンズがこのAR 57/1.2である。フィルム一眼レフとの相性は抜群を超えて絶品。エアブラシで描いたようなざらつきのある独特のとろけるようなボケ味によって一時期のグラビアはみんなこれでとったとわかるような写真で席巻されていた(今見るとなんとも古臭い写り。こういう写真を今見ると印刷技術が未熟だったとか、インクや紙が経年劣化したためと思われがちだが同じレンズを使えば今でも上がりになるので印刷のせいでも時間経過のせいでもないとわかる)

ところがこのレンズ、デジタルカメラとの相性がめちゃくちゃ悪かった。絞り開放で使うと球面収差の嵐。まるで霧の中で撮影したようななんとも形容の仕様のない甘い仕上がり。このレンズの場合f2まで絞ればほとんどその影響がなくなる(これ実は驚異的)ので、使えないということはないものの、やはりハイスピードレンズなんだから開けて使いたいのが人情。そこで、このE-P1である。

E-p1のアートフィルターとの組み合わせにおいて、AR57/1.2は面白いくらい良く写る。球面収差?なにそれってな具合である。もともと球面収差の出難そうな銀塩フィルムでの撮影に使うためのレンズである。デジでカラー撮影したらあかんのかもしれない。

上記作例、そんなに拡大できませんが、別に等倍まで伸ばしても破綻しません。やっぱHEXANONってこのくらい写るよなぁ。。。

0 Comments:

Post a Comment

Links to this post:

Create a Link

<< Home