Tuesday, September 12, 2006


18mmで撮影

CAMERA:E-300
LENSE:OLYMPUS D-ZUIKO 14-45/f3.5-5.6
ISO200 1/40 f3.7 マニュアル露出
SILKYPIX Developer Studio 3.0Beta 0.0.10.0で現像

このレンズの最大の欠点は操作系にある。
・パワーフォーカスであること
・距離指標がないこと
たった二つのことなのだけど、これが撮影時にものすごいストレスとなって写欲をぐんぐん妨げてくれる。確かに30cmくらいから1.5mくらいまでの距離にある被写体「のみ」を撮影する場合にはこの仕様でも問題はないのだろうけれど、手前から奥までいろいろなものが同時に存在するスナップ写真の場合、この仕様だと「今どこにピントがあってて、画角内の構成要素はどのくらいまでが現在の被写界深度の中に入っていてどのくらいは外れているのかがわからない」ので、とても困ってしまう。交差点に立って目測3m前後のところを横切る通行人を主体に前後はなりゆき、とか、縦構図で奥の看板にピントをおいて無限は充分に深度内だから手前はなりゆき(ただし極端に近い被写体はフレームから省略)というような、ごく普通のスナップ技法が使えないと写真撮影ってこんなに不安なものかという。かといってAFを使ってフォーカスロックして構図をあわせようとすると、同時にAEロックがかかってしまうので、必ず露出が間違った写真が上がってきたりする。なんせE-300は2分割測光なので、無限にピントを送ろうとして近くのビルの屋上の手すりなんかでAFロックしたりすると空の要素を大きく見すぎて常に風景がアンダーになってしまう。じゃあマニュアル露出で固定するかというと、f値変動ズームだから構図を決めようとしてズーミングしたらそれで終わってしまうという…さらに言うと、このズームはバリフォーカルレンズと思われるため、特定焦点距離の無限遠が必ずしも他の焦点距離の無限遠を保証してはくれないので、AFロックした後にズーミングしたらAFロックはやり直さないといけないのかもしれない…とにかく撮影していてこんなに不安で一杯なレンズはめったにありません。このめんどくささは

OM707を思い出させるダメダメさ!

OM707ならファインダーだけはとても優れていたので、うんざりしたらOMレンズをつけて絞り優先AEに徹するという手もあったけど、あれも「シャッタースピードは目隠し状態」で運を天に任せるようなカメラだったからなぁ…E-300はアダプターをつけてMF撮影する際には神みたいなカメラだけども、純正AFレンズをつけたとたんに「あ、OM707と同じだ!」と思ってしまうあたり、血は争えないということを痛感しました。いや、純正レンズつけなければいいだけの話だから、決してカメラが悪いということではないのだけど、それにしても、困ったレンズだなぁ…>14-45

やっぱセットレンズは「ピントなんてどこにあってもわからない(かわらないではありません)」人向けのレンズなのかなぁ…正直、こんなに使いづらいレンズはありえない。OM707とどんぐりの背比べの使い勝手のレンズには、どんなに画質がよくても☆ひとつ以上与えることは出来ませんm(_ _)m

…まさか竹ズームはこんなことないんですよね?ね?ね?

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